[ニュース]成田凌と清水尋也が新進男優賞!新進監督賞は山戸結希監督と奥山大史監督!第11回TAMA映画賞の受賞作品・受賞者発表!

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国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第11回TAMA映画賞」の受賞作品及び受賞者が決定した。TAMA映画賞は、多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰したものである。

本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰する最優秀作品賞は、鈴木卓爾監督の『嵐電』と、中野量太監督の『長いお別れ』。映画ファンを魅了した事象に対し表彰する特別賞は、新海誠監督の『天気の子』と、藤井道人監督の『新聞記者』。そして、本年度最も心に残った女優を表彰する最優秀女優賞は、蒼井優(第8回最優秀女優賞受賞)と前田敦子(第4回・新進女優賞受賞)が受賞。本年度最も心に残った男優を表彰する最優秀男優賞は、山﨑努井浦新。本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰する最優秀新進監督賞は、『ホットギミック ガールミーツボーイ』の山戸結希監督と、『僕はイエス様が嫌い』の奥山大史監督。本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰する最優秀新進女優賞は、岸井ゆきのシム・ウンギョン。本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰する最優秀新進男優賞は、成田凌清水尋也がそれぞれ受賞した。

授賞式は11月17日(日)に中央大学の多摩キャンパス クレセントホールで行われ、第29回TAMA映画祭は11月23日(土)~12月1日(日)に東京都多摩市内の3会場で開催される。
チケットはe+ほか、多摩市内の販売所にて10月27日(日)より発売予定。

『ホットギミック ガールミーツボーイ』シネモーションインタビュー記事
http://cinemotion.jp/2019/07/13/hotgimmick-movie/
『僕はイエス様が嫌い』シネモーション インタビュー記事(Web限定)
http://cinemotion.jp/2019/06/05/jesus-movie/
<受賞理由>
◆最優秀作品賞
『嵐電』
誰かの想いをのせて走る嵐電は映画を撮ること、観ること、生活することという確かな手ざわりを夢幻の眼差しでとらえていた。
『長いお別れ』
家族の形態に変化が訪れても変わらない絆を演技・台詞・演出の絶妙なブレンドで描き、至福な思いに観客をあまねいた。

◆特別賞
『天気の子』
少年・少女が緻密に描かれた東京の街並みから壮大な天空に放たれた開放感は、言葉に表せないほどの映像体験を観客にもたらした。
『新聞記者』
昨今の政治的題材に取り組みながら苦悩する個人に光を当てたドラマを作り、終演で拍手が起こる「新聞記者現象」を引き起こした。

◆最優秀男優賞
山﨑努
認知症が進行していくなかで一瞬みせる敬愛される家族の長としてのお父さんの姿は、俳優・山﨑努の凄みを感じさせた。
井浦新
経験に裏打ちされる思慮深さ、知性と品、色気を自在に調節し作品のカラーに溶け込む、映画界になくてはならない存在である。

◆最優秀女優賞
蒼井優
『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』において、多岐にわたる役柄を演じ分け、観客の脳裏に鮮烈に焼き付けた。
前田敦子
『旅のおわり世界のはじまり』で演じた女性像は、女優・前田敦子の資質・魅力と鮮やかにシンクロし、稀有な存在感を放った。

◆最優秀新進監督賞
山戸結希
山戸結希監督と同じ時代に生きて、瞬きも出来ないような「新しい映画」の誕生に立ち会えることはこの上ない希望である。
奥山大史
少年の無垢な思いが神聖な輝きを放ち、観客の心を揺さぶる。初長編作品で崇高でユーモア溢れる作品を創り上げた才気に感服した。

◆最優秀新進男優賞
成田凌
身近にいそうな自然な佇まいで役に溶け込む一方、他方では誰もが持つ弱い部分を丁寧に演じ、多彩な表現力で観客を魅了した。
清水尋也
優れた感性と瞬発力で的確に内面を引き出す独特な存在感は、何かを起こしてくれそうな期待を抱かずにはいられない。

◆最優秀新進女優賞
岸井ゆきの
ヒロインを大胆な立ち居振る舞いと繊細な眼差しで体現し、リアルな恋愛群像劇のなかにキュートな魅力をもって立ち上がらせた。
シム・ウンギョン
真実を追い続ける真剣な表情・確かな演技力は、観るものを強烈に作品に引き込み、初出演の日本映画で鮮烈な印象を残した。
第10回TAMA映画賞授賞式集合写真
©2018 TAMA CINEMA FORUM

主催:TAMA映画フォーラム実行委員会
公式ホームページ:
http://www.tamaeiga.org/