俳優の吉高由里子と横浜流星のダブル主演で、三木孝浩監督の劇場公開最新作『きみの瞳(め)が問いかけている』の製作が決定した。
『きみの瞳(め)が問いかけている』あらすじ
不慮の事故で視力と家族を失ったが、小さな楽しみを糧に明るく日々を送る明香里(あかり・29)が、管理人のおじさんと間違えて話しかけたのは、篠崎塁(るい・25)という男。彼はかつて将来を有望視されたキックボクサーだったが、過去のある事件をきっかけに未来を失い心を閉ざし、今や日雇いのバイトで食いつないでいた。その後も時々やってきては、屈託なく話しかけてくれる明香里の笑顔に、塁は次第にこころを開いていく。ほどなくして惹かれあう二人だったが、やがて自分の過去が、明香里の失明した事件と接点があったことを知った塁は、明香里の目の手術代のため、高額な賞金が賭けられた不法な賭博試合のリングに再び立つことを決意する・・・
本作は韓国で2011年に公開され、釜山国際映画祭のオープニング作品として上映、130万人以上の観客動員数を記録した映画『ただ君だけ』を原作とし、物語の礎となっているのは、喜劇王チャールズ・チャップリンが監督・脚本・主演を務めた『街の灯』だ。盲目の女性に、報われることのない無償の愛を捧げ続ける男の想いと生き様が、世界中の涙を誘い、未だ純愛映画の金字塔として名前が上がる不朽の名作である。
その物語を、日本版として生まれ変わらせるのは数々の恋愛映画を手掛けている三木孝浩監督。吉高は不慮の事故で視力と家族を同時に失う悲劇に見舞われながらも、小さな楽しみを糧に明るく健気に懸命に生きようと奮闘する女性を、横浜はかつては将来を有望視されていたキックボクサーだったものの、過去の事件によって心を閉ざし、今は日雇いバイトで食いつなぐ毎日を送る無口な青年を演じる。
映画『僕等がいた』以来のタッグとなる、三木孝浩監督と吉高由里子。そして、日本で今最も旬な俳優である横浜流星の組み合わせによる純愛映画に期待と注目が高まる。
クランクインは10月中旬で、公開はギャガ配給で2020年の秋を予定している。