[レポート]妻夫木聡・柄本佑・間宮祥太朗がバラを渡しながら夏帆との共演を語った。映画『Red』公開記念舞台挨拶

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映画『Red』が2月21日(金)より公開となり、翌日22日(土)に東京・TOHOシネマズ日本橋にて、主演の夏帆、妻夫木聡、柄本佑、間宮祥太朗、三島有紀子監督が一堂に集結し、公開記念舞台挨拶を行った。

Red』あらすじ
誰もがうらやむ夫、かわいい娘、“何も問題のない生活”を過ごしていた、はずだった村主塔子。10年ぶりにかつて愛した男・鞍田秋彦に再会をする。鞍田は、ずっと行き場のなかった塔子の気持ちを、少しずつほどいていく…。しかし、鞍田には“秘密”があった。現在と過去が交錯しながら向かう先の、誰も想像しなかった“決断”とは――。

女性から圧倒的な支持を得る直木賞作家・島本理生の原作を映画化した『Red』が、2月21日から全国公開され、翌22日にTOHOシネマズ日本橋で公開記念舞台挨拶が行われ、主演の夏帆、共演の妻夫木聡、柄本佑、間宮祥太朗、三島有紀子監督が登壇した。

塔子役の夏帆は「三島監督から『今まで見たことのない夏帆ちゃんの顔が見たい』と言われて、そこを出すのにはどうしたらいいのだろうかと悩んでいました」と葛藤を明かしながら「この作品のために、自分ができることはなんだってやってやろうという気持ちで現場に挑みました。凄く悩みましたが、それだけ役に没頭できる時間は自分にとって幸せな時間でした」と完走しきった表情を浮かべる。

塔子が一度愛した男・鞍田役の妻夫木は、塔子との禁断の愛について「“宿命”という関係性は演じていて心地よかったけれど、僕自身は、我慢せずに心を開放して、自分でいられることの方がいいのかなと…。僕は鞍田と塔子のようにならないように気をつけたいです」と照れ笑い。

塔子に思いを寄せる小鷹役の柄本は「日常生活ではやってはいけない様な、鞍田と塔子の関係性を疑似体験することで、すっきりして頑張ろうと思えるはず。『Red』は大人のキラキラしたデトックス効果のある映画です」と独特な表現でアピールした。

そして塔子の夫・真役の間宮は「僕の役は一方通行になりながら、塔子に対してどう生きていきたいのかを要求・懇願していく役。ただ最後に塔子から言われたセリフは・・・、その言葉に勝るものはありません」と、役柄を振り返った。

また、この日は主演の夏帆に対し、キャスト・監督から公開を祝したバラの花束をプレゼントするというサプライズ企画を実施。

バラの花束の花言葉は「あなたと出会えた喜び」ということで、夏帆と対面した間宮は「初共演ではないことから、夫婦役もすんなりできて、様々なシーンで夏帆さんは素晴らしい女優さんだと思いました。…アナタに出会えてよかったです!」と感謝を述べながら花束を渡す。

続いて柄本は「たくましくも救ってあげたくなるようなアナタの魅力にくぎ付けでした。が、あまりにもウチの弟と仲が良すぎてアナタの斜め後ろから弟が僕を見ているような目も若干感じました。でもあなたと出会えてよかった!これなんだ!?」と爆笑。

妻夫木は、「包み隠さず自分の弱い部分を出してくれて、役から逃げずに向き合ってる夏帆ちゃんは本当に素敵でした。覚悟を持った強い方。また共演したいです」と再会を願い、ねぎらいの言葉をかけた。

最後に三島監督は目を潤ませながら「夏帆ちゃんとはだいぶ前から出会っているけれど、一緒に辛い思いも共感しながら…。今作では夏帆ちゃんにいい思いをしてほしかったし、思う存分演技をしてほしかった。夏帆ってもっと凄いんだ!私が夏帆ちゃんのいいところを見せるんだ!という気持ちでいました。また来世も出会ってくださいね」と親愛の情を口にした。

キャスト・監督の思いとバラを受け取った夏帆は「ここにいる皆さんとご一緒できて、そして何よりもこの作品と出会えてよかったです。30代に向けてのターニングポイントになる作品でしたし、できないことも沢山あったけれど、それでもちゃんと悩む時間を許してもらえたのはありがたかったです。これを糧に、皆さんとまたご一緒できたら嬉しい」とさらなる飛躍を誓った。

妻夫木、柄本、間宮が演じる三者三様の男たちと、主演の夏帆が新境地として覚悟をもって挑んだ、禁断の愛を描いた映画『Red』は全国大ヒット公開中。

©2020『Red』製作委員会

映画『Red』全国公開中

出演:夏帆、妻夫木聡、柄本佑、間宮祥太朗 ほか
監督:三島有紀子
原作:島本理生『Red』(中公文庫)
脚本:池田千尋 三島有紀子
企画・製作幹事・配給:日活
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
企画協力:フラミンゴ
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