[ニュース]ゲストに樋口真嗣監督、札幌・狸小路で『ガメラ2/レギオン襲来』4K上映!

© KADOKAWA 日本テレビ 博報堂DYメディアパートナーズ 富士通 日販/1996
イベント

2021年11月13日(土)、1996年に公開された「『ガメラ2/レギオン襲来』4Kデジタル修復版」の札幌特別上映イベントの開催が決定した。トークゲストには、平成ガメラ3部作で特技監督を務め、『シン・ゴジラ』(16)や『シン・ウルトラマン』(公開日調整中)の監督、樋口真嗣(ひぐち・しんじ)の登壇が決定している。聞き手は、科楽特奏隊のメンバーであり、ロックバンド「オワリカラ」のタカハシヒョウリ。入場者全員に「特撮の地球科学」の著者で、古生物学者の芝原暁彦作成の「すすきのガメラマップ」 がプレゼントされる。

会場は『ガメラ2/レギオン襲来』(以下『G2』と記載)の本編内でガメラが降り立ち破壊した狸小路商店街の5丁目にあるサツゲキ(札幌市中央区南2西5)。サツゲキがテナントとして入っているビルは、貸映画館・札幌プラザ2・5であり、11年8月まで通常興行を続けていた東宝プラザである。東宝プラザは『G2』公開当時の札幌メイン館であり、札幌プラザ2・5では16年4月に、本家爆音のboid監修による「爆音上映 平成ガメラ3部作 -轟音MAX総攻撃-」が開催され、監督の金子修介と俳優の中山忍が登壇している。つまり、ロケ地だけではなく、映画館も『G2』の聖地として楽しめるのだ。

11月13日(土)の13:30と17:30の2回上映で、開場は30分前を予定。チケットは11月1日(月)19:00より、サツゲキWEBサイトにて販売開始する。WEBで完売しなかった場合、11月2日(火)の営業開始時刻から劇場窓口で取り扱う。鑑賞料金は一律2,500円。

主催者・玉木秀法さんにインタビュー

■企画のきっかけ
そもそもの発端はスガイディノスで実施された「#推しのハッシュタグで自己紹介プレゼントキャンペーン」に当選したことです。この中の「#推しの映画で自己紹介」のハッシュタグ付きでツイートしたところ、「好きに劇場を使える権利」を獲得しました。せっかくならお客さんに来てもらい、みんなが楽しめることがしたい、と思いました。「上映するなら何が一番良いか?」と考えたとき、まっさきに頭に浮かんだのが『ガメラ2/レギオン襲来』でした。昨年のガメラ生誕55周年の際、東京などでは「DOLBY CINEMA」での上映などが実施されていました。「そのうち札幌でも・・・」と、願いつつもその機会が訪れなかったため、「それなら自分でやっちゃおう!」と考えたのが始まりです。

■『ガメラ2/レギオン襲来』の魅力
公開から25年を経た今もなお特撮ファンを魅了してやまないのが映画です。それぞれが感じる魅力がありますが、私が最も強く感じるものとして、地元・札幌が舞台の一つであることです。普段見慣れた景色の中に現れる巨大な怪獣の姿、破壊される狸小路や旧ロビンソン百貨店のヴィジュアル的インパクト・・・。圧巻です。もう一つは、ガメラが横滑りしつつプラズマ火球を連続発射するという映画史に残る名シーン。このシーンだけでも「スクリーンで観てくれ!」と強く願わざるを得ません。

■ご来場されるお客様へのメッセージ
『ガメラ2/レギオン襲来』は多くのシーンで札幌ロケが行われています。地元の方にとっては見慣れた景色が劇場の大スクリーンに展開する様を、北海道では初上映となる「4Kデジタル修復版」でご堪能ください。また今回は上映後に樋口真嗣監督をお招きしてのトークショーもございます。札幌ロケについての話を中心にお聞きしたいと思っております。入場者特典の「すすきのガメラマップ」もあわせて聖地巡礼など、映画以外の部分もお楽しみ頂けたらと思います。

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企画名:「『ガメラ2/レギオン襲来』4Kデジタル修復版 札幌特別上映イベント」
日程:2021年11月13日(土)①昼の部 開場13:00 上映13:30 ②夜の部 開場17:00 上映17:30 ※開場時間が変更になる場合がございます。
各回終了後、樋口真嗣特技監督による特別トークショーを開催予定!
会場:サツゲキ シアター4(北海道札幌市中央区南2条西5丁目18番地 狸小路商店街5丁目 札幌プラザ2・5ビル地下1階)
料金:一律2,500円
チケット販売(WEB):2021年11月1日(月)19:00よりサツゲキWEBサイトにて販売開始
チケット販売(劇場窓口):2021年11月2日(火)9:00の劇場オープンから ※WEBで完売の場合取扱なし
問い合わせ先:玉木秀法 count1138@gmail.com

ゲスト 樋口真嗣(ひぐち・しんじ)

1965年生まれ、特撮、アニメ、実写と幅広く活躍する映画監督。高校卒業後、『ゴジラ』(84)に造形助手として参加。ガイナックスでアニメ制作を経験し、『王立宇宙軍 オネアミスの翼』(87)では助監督を務める。特撮監督を務めた『ガメラ 大怪獣空中決戦』(95)で、日本アカデミー賞特別賞特殊技術賞を受賞する。「新世紀エヴァンゲリオン」(95~)には、脚本や絵コンテとして参加。庵野監督とは親交が深く、同作の主人公・碇シンジの名前は樋口真嗣からとられたとされている。2005年、『ローレライ』で監督デビュー。『シン・ゴジラ』(16)では日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞。2022年春配信の「仮面ライダーBLACK SUN」で、ビジュアルコンセプトを担当することが発表された。
<主な監督作>『日本沈没』(06)、『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』(08)、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』2部作(15)、『シン・ウルトラマン』(公開日調整中)など

聞き手 タカハシヒョウリ

ロックバンド「オワリカラ」のボーカル・ギターであり、ソロ、楽曲提供、プロデュースなど様々なスタイルでも活動する音楽家。また音楽、特撮、映画、漫画など、そのサブカルチャー文化への深い造詣と偏愛から、カルチャー系媒体への連載やコラム寄稿、番組出演など多数。自身の「特撮愛」が高じて、特撮音楽をバンドサウンドで表現する「科楽特奏隊」を仲間たちと結成。近年は円谷プロ公式メディアでも連載。クリエイティブチーム「操演と機電」として企画した「ウルトラ怪獣もののけ絵巻展」が11月14日(日)までshina 銀座ギャラリーで開催中。 SNSアカウント

『ガメラ2/レギオン襲来』

出演:水野美紀、永島敏行、吹越満、石橋保、藤谷文子
監督:金子修介 特技監督:樋口真嗣 脚本:伊藤和典 音楽:大谷幸
主題歌:ウルフルズ「そら」
公開:1996年 時間:100分

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text / edit:yabu keisuke