邦画情報紙シネモーション編集部が厳選した今週末(2019年11月22.23.24日)公開厳選邦画3選❗️
1.決算!忠臣蔵(11/22公開)
監督・脚本:中村義洋
出演:堤真一、岡村隆史、濱田岳、横山裕、妻夫木聡、荒川良々、西村まさ彦、木村祐一、橋本良亮(A.B.C-Z)、寺脇康文、桂文珍、竹内結子、西川きよし、石原さとみ、阿部サダヲ ほか
原作:山本博文『「忠臣蔵」の決算書』 (新潮新書刊)
配給:松竹株式会社
(c)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会
あらすじ
今から約300年前。江戸城・松の廊下。赤穂藩藩主・浅野内匠頭(阿部サダヲ)は、かねてより賄賂まみれだった吉良上野介に斬りかかります。通常であれば喧嘩両成敗となるはずが、幕府が下した結論は、赤穂藩のお取り潰しと、内匠頭の即日切腹。吉良へはお咎めなし。突然藩主を亡くしたことで、浅野家は断絶、藩士たちは路頭に迷います。
筆頭家老・大石内蔵助(堤真一)は、嘆く暇もなく、浅野家復活を願い出て、ひたすら残務整理に励む日々。しかし、御家再興にも当然、お金が必要。内蔵助は、幼馴染の勘定方・矢頭長助(岡村隆史)の力を借りて、亡き内匠頭の妻・瑤泉院(石原さとみ)の化粧料(嫁入りの時の持参金)をかき集めます。その金額は、およそ 800両(9500万)!しかし、金の使い道がわからない内蔵助は、長助らの助言も聞かず、行き当たりばったりの大盤振る舞い。金はどんどん減っていきます。一方、浪人となった藩士たちは、宿敵・吉良への仇討ちを勝手に計画。加えて、江戸の庶民たちまでもが、赤穂浪士たちによる仇討ちを超熱望!やがて、大金をはたいた甲斐もなく、御家再興は幕府の決定であっさり却下。「なんでやねん!」ようやく討ち入りを決意したものの、もはや予算残高は、微々たるものに……。
討ち入るのか討ち入らないのか、迷っているうちにも予算はさらに減っていく。前線基地として購入した屋敷も火事で全焼。浪士たちの日々の生活費や食費に家賃、江戸までの旅費、武器の購入等々、お金は出ていくばかりで、プロジェクトは超難航! 挙げ句の果てには、やる気満々の浪士たちのリストラも余儀なくされる始末。一方、自分の金を勝手に使われている瑤泉院の怒りもエキサイトして……。
果たして彼らは【予算内】で、一大プロジェクト【仇討】を、無事に【決算】することができるのか!?
2.爆裂魔神少女 バーストマシンガール(11/22公開)
監督・脚本・編集 : 小林勇貴
出演 : 搗宮姫奈/花影香音/坂口拓(TAK∴)/北原里英/根岸季衣/佐々木心音/矢部太郎(カラテカ)/住川龍珠/石川雄也
原作 : 映画『片腕マシンガール』(Fever Dreams Inc.)
オリジナルキャラクター制作 : 井口昇
配給 : アルバトロス・フィルム
Ⓒ2019 「爆裂魔神少女」製作委員会
あらすじ
無法地帯のスラム街『イシナリ地区』。正義も秩序もないその街は、臓器売買の元締め『ダルマ屋』が支配し、貧乏人は肉体を切り売りしながら、何とか食い扶ちを稼いでいる。幼い頃、親に身体を売られた姉妹のアミとヨシエは、ゴダイ一座の見世物小屋でアイドルとして舞台に立ちながら、助け合って生きていた。その見世物小屋にある日、流れ者のマツカタがワラジを脱ぐ。その正体は、『殺し屋協会ランキング5位』の凄腕殺し屋。ヨシエはアミには内緒で、失った片腕にマシンガン義手を装着し、ダルマ屋の女ボス青山ダルマに復讐を考えていた。臓器売買の現場に乗りこんだヨシエは、ダルマの息子カルマを半殺しにする。だが、激怒したダルマは、改造人間兵器『ドリルブラシスターズ』を放ち、激闘の末、ヨシエはダルマ屋に囚われてしまう。知らせを聞いたアミは救出に駆けつけるが、ダルマ一味に捕まり、片腕を切断されてしまった。ダルマはゴダイ一座を皆殺しにするため、『殺し屋協会ランキング1位』の橘キキョウを送り込む━。3.海抜(11/23公開)
製作・脚本・監督・編集:高橋 賢成
共同製作・監督補:田村 太一 名取 佳輝
出演:阿部 倫士、松﨑 岬、佐藤 有紗、奥田 誠也、三森 晟十朗、広瀬 慎一、三枝 百合絵、名取 佳輝、森 真人
配給:アルミード
©2018YELLOW COUPLE
あらすじ
高校時代、中学校の同窓生同士で起きた強姦事件を目の当たりにしながら、何もできなかった男・浩。忘れてはならない過去から目を背けたまま、大人になってしまった浩や当事者たち。しかし事件から数十年後、忘れたかった過去が、再生し始めていた浩の人生に重く覆いかぶさってゆく──。