[ニュース] 主演俳優・監督の須藤蓮が「会いにいく」。映画『逆光』配給宣伝活動に注目

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渡辺あやが脚本を担当し、25歳の新鋭、須藤蓮が初監督・主演をした若き才能が放つ青年たちのラブストーリー、映画『逆光』。この度、京都・出町座での3月25日(金)からの公開に向けて、監督・主演の須藤蓮が1ヶ月間京都に住み込んで「会いにいく配給宣伝活動」を行う。

逆光』あらすじ
1970 年代、真夏の尾道。22歳の晃は大学の先輩である吉岡を連れて帰郷する。晃は好意を抱く吉岡のために実 家を提供し、夏休みを共に過ごそうと提案をしたのだった。先輩を退屈させないために晃は女の子を誘って遊びに出かけることを思いつく。幼馴染の文江に誰か暇な女子を見つけてくれと依頼して、少し変わった性格のみーこが加わり、四人でつるむようになる。 やがて吉岡は、みーこへの眼差しを熱くしていき、晃を悩ませるようになるが…。

2021年夏に広島・シネマ尾道より上映がスタートし、2021年冬に東京・ユーロスペースで公開された映画『逆光』。『ジョゼと虎と魚たち』や「カーネーション」などの渡辺あやが脚本を担当し、京都発地域ドラマ「ワンダーウォール」、映画『よこがお』、NHK大河ドラマ「いだてん」などに出演した須藤蓮が、監督と主演を務めている。

この度、京都・出町座での3月25日(金)からの公開に向けて、監督・主演の須藤蓮が1ヶ月間京都に住み込んで「会いにいく配給宣伝活動」を行うことが決定した。この動きは、テレビやSNS上の大規模広告を中心に経済効率性を追求する従来型の映画宣伝に対して、「その土地に住み込み、人に会いに行って話す」という非効率とされるやり方で宣伝をすることを検証する実験的宣伝プロジェクトだ。

「丁寧に伝える」ことがもたらす「経済効率性」を見出すことで、これまで非効率だと切り捨てられてきたものの中に実は隠れている可能性を証明したいという考えから企画されている。

監督・主演の須藤からのコメントも届いており、その中で「映画というものを通じて、街の方々との交流や対話を楽しみながら、丁寧で心温まる配給宣伝活動をできたら」と語っている。

須藤はマガザンキョウトに3月28日(月)まで滞在予定で、映画『逆光』は京都・出町座で3月25日(金)より公開がスタートする。

須藤蓮 コメント

初めまして。須藤蓮です。
実は僕が映画を撮るきっかけになったのは、京都が舞台の「ワンダーウォール」という作品に出演し、京都という地に出会ったことでした。
当時の僕は「競争に勝ち、社会的に認められなければ生きる意味はない。」と思い込んでいて、そんな自分を変えたいと感じながらも、どうしていいかわからずに苦しんでいました。
そんな自分に「利益や効率の最大化とかより、もっと大切にすべきことがある」ということを教えてくれたのが京都という街であり、そこに住んでいる人たちでした。その出会いによって少しずつ「やるべきこと」より「やりたいこと」を大切にできるようになり、抱えていた苦しさから解放されることができました。
そして本来の自分に立ち返ったことで「映画を作りたい」という夢が生まれ、初めて作った作品が「逆光」です。
今回の宿泊先であるマガザン京都の代表岩崎達也さんの案内で京都を巡るマガザン京都に宿泊中の須藤蓮初監督作品を届けるなら、その配給活動もやはり京都という地が教えてくれたやり方でやりたいと思いました。
映画というものを通じて、街の方々との交流や対話を楽しみながら、丁寧で心温まる配給宣伝活動をできたらと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

映画『逆光』

映画「逆光」公式ツイッター:https://www.instagram.com/gyakkofilm
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公式HP:gyakkofilm.com