[ニュース] 宮沢氷魚と北村匠海が新進男優賞!新進女優賞は松本穂香と森七菜!国内映画賞のトップバッター第12回TAMA映画賞の受賞作品・受賞者発表!

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国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第12回TAMA映画賞」の受賞作品及び受賞者が決定した。TAMA映画賞は、多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰したものである。

本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰する最優秀作品賞は、大林宣彦監督の『海辺の映画館-キネマの玉手箱』と、岩井俊二監督の『ラストレター』が選ばれた。

©2020「海辺の映画館-キネマの玉手箱」製作委員会/PSC

©︎2020「ラストレター」製作委員会

続いて、映画ファンを魅了した事象に対し表彰する特別賞は、城定秀夫監督の『アルプススタンドのはしの方』と、岩井澤健治監督の『音楽』。そして、本年度最も心に残った女優を表彰する最優秀女優賞は、水川あさみ長澤まさみが受賞。本年度最も心に残った男優を表彰する最優秀男優賞は、福山雅治濱田岳が受賞。

本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰する最優秀新進監督賞は、『37 セカンズ』のHIKARI監督と、『君が世界のはじまり』のふくだももこ監督。本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰する最優秀新進女優賞は、松本穂香森七菜。本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰する最優秀新進男優賞は、宮沢氷魚北村匠海がそれぞれ受賞した。

授賞式は11月29日(日)に府中の森芸術劇場 どりーむホールで行われ、第30回TAMA映画祭は11月21日(土)~11月26日(日)に東京都多摩市内の2会場で開催される。 チケットはパスマーケットにて11月1日(日)より発売予定。

<第12回TAMA映画賞受賞理由>

【最優秀作品賞】
『海辺の映画館-キネマの玉手箱』
大林監督の壮大かつ鮮烈なイマジネーションが炸裂し、戦争とは何かを明示しつつ、映画の未来は明るいと観客に希望を託した。
『ラストレター』
初恋の記憶が「手紙」に呼び起こされ、人生を歩みつづける希望として現在に差し込んでいくさまを、瑞々しい映像で描きあげた。

【特別賞】
『アルプススタンドのはしの方』
応援席の高校生にフォーカスした構成は、「しょうがない」から「ガンバレ」へと感情の変化を捉え、落涙するほどの感動を与えた。
『音楽』
男子学生たちが音楽の魅力に目覚めるさまを、繊細且つ膨大な線の動きと音楽のシンクロによってエモーショナルな作品に仕上げた。

【最優秀男優賞】
福山雅治
『ラストレター」において、若かりし頃を思い今を逡巡する作家をワンシーン毎大切に情感をこめて演じることで、作品の世界観に溶け込み、観客に強く響いた。
濱田 岳
『喜劇 愛妻物語』において、ダメ男の願望を体言しつつも家族への愛情をもにじませ、唯一無二のにくめないキャラクターを創った。

【最優秀女優賞】
水川あさみ
『喜劇 愛妻物語』において、夫を罵倒しつつ信じる芯の強さを示し、切れ味ある演技に悲喜交々をまとわせて一段の進境を示した。
長澤まさみ
『MOTHERマザー』において、壮絶なまでの“影”の役に挑み、自堕落でありながら魅惑的な母親を演じることで、新境地を切り開いた。

【最優秀新進監督賞】
HIKARI監督
生まれつき障がいをもつ一人の女性が、自分の世界を輝かせていくさまを、アニメーションや漫画などを織り交ぜ、多彩に表現した。
ふくだももこ監督
一筋縄ではいかない高校生たちの心の内側を描き、人を想うことで痛みを伴いながらも世界を切り拓いていく姿に勇気づけられた。

【最優秀新進男優賞】
宮沢氷魚
物静かな佇まいと透き通るような眼差しで心の揺れ動くさまを自然に表現した。役に真摯に向き合う姿勢は、さらなる飛躍を予感させる。
北村匠海
憂いをおびた眼差しや細やかな心情を表現するふとした仕草で魅了するだけでなく、心に届く声のトーンでも共感を呼び覚ました。

【最優秀新進女優賞】
松本穂香
映画の情景と調和しながら、時に言葉以上にふるまいで語り、静かな情熱に支えられた表現力でより高く羽ばたくことを感じさせる。
森 七菜
『ラストレター』において、天真爛漫な役を輝くような透明感をもって活き活きと演じ、物語に爽やかな風を送り込んだ。
第11回TAMA映画賞授賞式集合写真
©2019 TAMA CINEMA FORUM

主催:TAMA映画フォーラム実行委員会
公式ホームページ:
http://www.tamaeiga.org/